Backupフォルダーにある「$会社名-1.KD**.KB**」って何のファイル?それ、弥生会計がリスク回避のために作成したバックアップファイルです

2023年04月25日

弥生会計の自動バックアップ機能をわかりやすく解説

大切な事業所データに突然のトラブルがあっても、すぐに対処できるよう、日頃から行っておきたいのがデータのバックアップです。
皆さんも何らかの方法でバックアップを取っていることと思います。

弥生会計には、事業所データを手動でバックアップする他に、自動でバックアップする機能がついていることをご存じでしょうか?

その機能を使うには、弥生会計の終了時にバックアップファイルを自動作成するよう設定されている必要があります。そうすると、データに変更があれば常にバックアップファイルが作成されるので、仮に手動でのバックアップファイルを取り忘れたとしても安心です。

※バックアップは、作業が終了するたびに手動でバックアップすることをお勧めしています。
自動バックアップは、特定の条件下では実行されない(本文【補足】参照)こともあるため、あくまでも予備としてください。

実は、弥生会計の初期設定では自動バックアップをするようになっています。
そのため、気づかないうちに皆さんのPCにも自動作成されたバックアップファイルが保存されているのです。

これまでも、バックアップファイルが保存されているフォルダーの中に「$」マークや「-1」などの数字が付いたファイルがあるのを見つけて
「作成した覚えはないし、使わないけど、削除するのはちょっと怖いなぁ…」と、
そのままにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「$会社名-1.KD**.KB**」
そうです。それこそが自動作成されたバックアップファイルなんです!

自動でバックアップをしている様子は、弥生会計の終了時に一瞬だけ表示されるので、気づきにくいのですが、万が一に備えて弥生会計が粛々と実行しています。そして、自動作成されたバックアップファイルが規則正しく保存されているのです。

そこで今回は、弥生会計の自動バックアップ機能について説明します。
ご興味のある方は、是非このまま読み進めてください。

自動バックアップの設定を確認する

[環境設定]の[起動・終了]タブで確認します。
以下は、弥生会計の初期設定の画面です。

[起動・終了]タブ表示後、終了時の設定の「弥生会計終了時にバックアップファイルを作成する」項目にチェックを付けると、弥生会計の終了時にバックアップファイルが作成されます。次に「履歴として保存する数」項目に保存する数を入力します。それにより、指定した数までのバックアップファイルが保存されます。数を超えた場合は、一番古いバックアップファイルが削除されます。次に「保存場所」項目にバックアップファイルの保存先フォルダーを選択します。保存先フォルダーのパスの「*****」の部分には、ユーザー名が入ります。また、「弥生会計2Xデータフォルダ」の部分の「2X」には製品のシリーズNo.が入ります。保存先が確定しますと変更できませんのでご注意ください。

【補足】自動バックアップをとるように設定をしても、以下のケースでは実行されません。

※「マルチユーザー」のデータは、一括バックアップツールの自動バックアップ機能を利用ください。詳しくはこちら 

バックアップファイルの名称

バックアップファイルの名称の例 「$サンプルデータ(法人)-1.KD22.KB22」 $:製品識別子を指します。 サンプルデータ(法人):事業所データ名を指します。 -1:新旧を示す数字が表示されます。「-1」が最も新しく、大きい番号ほど古くなります。 KD22:製品識別子を指します。 KB22:拡張子を指します。

自動バックアップを復元するには

手動のバックアップファイルを復元する時と同じです。
バックアップファイルをダブルクリック、もしくは以下の手順で復元します。
FAQ「自動バックアップファイルを復元する方法」 

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